こんにちは。きてん共同代表の中田です。
社名を変えて、共同代表体制になって、会計室ができて、メンバーが4人になって、3ヶ月が経とうとしています。
わたし自身の仕事内容はそこまで変わってないのですが、一人会社だった頃と比べると、たしかに変化は起きています。
「この経費つかっていいかな?」と相方代表に相談するようになったし、四人で集まって仕事する日ができたし、年末に忘年ビンゴ大会もできます。すごい。特にビンゴ。
先週、塩もつ鍋を4人でつついているときにふと、「会社らしい体制になったんだなぁ」とじーんとしてしまいました。
ちなみによく聞かれる質問のナンバーワンは「広報と会計を同じ会社でやる意義は?」です。これにはまったくもって明確な答えはなくて、「このメンバーで会社をやることに意義があるんです」と答えることにしてます。その話はまたおいおい。
そんな新体制になってから自然にはじまった社内活動が「遠足」です。
展覧会や舞台公演などを一緒にみにいくレクリエーションのことで、なんとなく月1、2回のペースでやっています。
この3ヶ月のあいだに、東京国際ろう芸術祭、贅沢貧乏公演、千葉国際芸術祭…などに遠足しました。必ず全員参加というわけでもなく、そのとき行けるメンバーで行ってます。
この活動の大事な点は、「同じものをみること」。
同じものをみて体験して、異なる受け取り方をそれぞれがするんだなと確認すること。
意見や感性を同化するのではなく、日常で「あのときのあれさ」と話し合うための「例」を増やすこと。
日頃は話題にできないことを、作品や体験を介して話してみること。移動中にくだらない雑談をすること。好きなものや苦手なことを知ること。無言の時間にも慣れること。
まだまだ練習中だけど、遠足を通して、わたし達は、少しずつチームになっていくんだろうなと予感しています。
そして私も少しずつ「経営者」になっていく練習をしている感じ。
さて、次は何をみようかなと楽しみにしています。


Text by
事業のきてんをつくるバックオフィスカンパニー〈株式会社きてん〉の代表取締役/きてん企画室ディレクター/プランナー。さまざまな組織の広報コミュニケーション活動をサポートしています。広報PR/編集職、文化財団の中間支援兼コミュニケーション職を経て独立。